ドラッカー「仕事の哲学」を店舗ビジネスで使えるように解説

ドラッカー「仕事の哲学」を店舗ビジネスで使えるように解説

こんばんは、相原です。

仕事をする時には、仕事観であったり、哲学を持っていることで
芯の通った仕事をすることができます。

仕事の哲学がしょぼいと、人間としてもしょぼく見えますし、
大きな仕事をするというのも無理です。

そこで今回はドラッカーの仕事の哲学を解説していきます。

「仕事の哲学」と言うそのまんまのタイトルの本があるのですが
その中から店舗ビジネスの経営者に知っておいてもらいたい哲学を
厳選して紹介していきます。

一部、僕なりの解説や補足を加えているので
より落とし込みやすくなっていると思います。

すべては責任から始まる

成功の鍵は責任である。自らに責任を持たせることである。あらゆることがそこから始まる。大事なものは、地位ではなく責任である。責任ある存在になるということは、真剣に仕事に取り組むということであり、仕事にふさわしく成長する必要を認識するということである。
(非営利組織の経営)

責任とは、自分がやらなければいけないもの

責任に対して、逃げようとしていると、
成功からも逃げることになります。

あなたがやらなければいけないことは、どんなに大変なことであっても、
しっかりと受け止め、処理をするように心がけましょう。

完全な仕事とは何か

紀元前440年頃、ギリシャの彫刻家フィディアスは、アテネのパンテオンの屋根に建つ彫像群を完成させた。だがフェイディアスは請求書に対し、アテネの会 計官は支払いを拒んだ。「彫像の背中は見えない。見えない部分まで彫って請求してくるとは何事か」それに対し、フェイディアスは答えた。「そんなことはな い。神々が見ている」
(創生の時)

日本的に言うと「お天道様が見ている」と言う感覚です。

お客さんに見えない部分だからと言って、手を抜いてはいけないのです。

例えば、飲食店の厨房はキレイじゃないところが多いですが
それはよくないということです。

実際に一流のお店は厨房もキレイに整っています。

いつお客さんが見ても大丈夫なように
日頃からお天道様が見ている感覚を持って仕事をすることが大事です。

仕事に意味を加える

指揮者に勧められて、客席から演奏を聴いたクラリネット奏者がいる。そのとき彼は、初めて音楽を聴いた。その後は上手に吹くことを超えて、音楽を創造するようになった。これが成長である。仕事のやり方を変えたのではない。意味を加えたのだ
(非営利組織の経営)

どういう意識を持って仕事をするかで
例え同じ仕事であっても、クオリティが全く変わってきます。

なぜ今の仕事をやっているのかという問いに答えられるようにすると
仕事の意味合いが変わったり、新しいものが加わったりしやすいです。

成果をあげる人の共通点

成果をあげる人たちは気性や能力、職種や仕事のやり方、性格や知識や関心において千差万別である。共通点は、なすべきことを成し遂げる能力を持っていることだけである。
(経営者の条件)

なすべきことを成し遂げるためには
まずなすべきことを決めることから始める

お店の定義やコンセプトにあわせて
何をやるべきなのかを決めるようにする。

特別な才能はいらない

普通の人であれば、実践的な能力は身につけられる。卓越はできないかもしれない。卓越するには特別の才能が必要である。だが成果をあげるには、人並みの能力があれば十分である。
(経営者の条件)

超一流の技術がなくても、お客さんを喜ばすことはできるし
売上も伸ばすことができる

人並みの能力があれば十分なのですが
逆を言うと、人並みの能力は最低限必要と言うことです。

経営をするためには
マーケティングの知識が必要不可欠ですが
人並みの知識がなければ、うまくい経営はできないということです。

成果をあげるための5つの能力

成果をあげるための実践的な能力は5つある。第一に、何に自分の時間がとられているかを知り、残されたわずかな時間を体系的に管理する。第二に、外部の世 界に対する貢献に焦点を合わせる。第三に、強みを中心に据える。第四に、優先順位を決定し、優れた仕事が際立った成果をあげる領域に力を集中する。第五 に、成果をあげるよう意思決定を行う。
(経営者の条件)

アウトプットを中心に考える

仕事を生産的なものにするには、成果すなわち仕事のアウトプットを中心に考えなければならない。技能や知識などインプットからスタートしてはならない。技能、情報、知識は道具にすぎない。
(マネジメント)

目標、目的があって、その方法を考えるという順番が大事。

例えば、月商300万円にしたいなら、
その目的があって初めて達成できるものなのです。

まずは目的を決めてから、情報をインプットするようにすると
そのために必要な情報が頭に入ってきやすくなります。

自らを知る者のふるまい

自らの強み、仕事のやり方、価値観が分かっていれば、チャンスを与えられた時、職を提供された時、仕事を任された時に、「私がやりましょう」「私のやり方 はこうです」「仕事はこういうものにするべきです」「他の組織や人との関係はこうなります」「この期間内にこれこれのことをやり遂げます」と言える。
(明日を支配するもの)

自分の強みなどを知っていることも大事だけれど、
知っているだけでなく、それを伝えなければいけない

あなたの強みを伝えることで
あなたの強みを生かすことができるお客さんを集めることができる

心地よくなったら変化を求めよ

日常化した毎日が心地よくなった時こそ、違ったことを行うよう自らを駆り立てる必要がある。
(非営利組織の経営)

毎日が心地よくなった時は、停滞している可能性が高い

だからこと、あえて心地が悪い大変なことに挑戦することで
お店のステージは一段階あがる。

理解されることの責任

知識あるものは、理解されるよう努力する責任がある。素人は専門家を理解するために努力すべきであるとしたり、専門家は専門家と通じれば十分であるとするのは、卑劣な傲慢である。
(経営者の条件)

専門家ほど一般人には難しい話をしてしまいがち

大学の教授がイメージです。

専門用語を使ったほうが、簡単に説明できるのですが
そうなると一般人には分かりにくいです。

お客さんは、素人という認識を持って
お客さんが分かるように伝える努力を心がける。

起業に向かない人たち

確実性を必要とする人は、起業家に向かない。そのような人は政治家、軍の将校、外国航路の船長など、色々なものに向かない。それらのものすべてに意思決定が必要である。意思決定の本質は、不確実性にある。
(イノベーションと起業家精神)

どんなことをするにも、必ずリスクが存在する。

そのリスクを受け入れられないようでは、意思決定をすることができない。

リスクを過剰に恐れるのはやめて
リスクを受け入れられるように器を大きくしましょう。

本物の変化と一時の流行を見分ける

変化を観察しなければならない。その変化が機会かどうかを考えなければならない。本物の変化か一時の流行かを考えなければならない。見分け方は簡単である。本物の変化とは人が行うことであり、一時の流行とは人が話すことである。
(ネクスト・ソサエティ)

本物の変化と一時の流行を見極め
それぞれにあった形で乗ることが商売繁盛の秘訣

ともに働く人を理解する

成果をあげる秘訣は、ともに働く人たち、自らの仕事に不可欠な人たちを理解し、その強み、仕事のやり方、価値観を活用することである。仕事とは、仕事の論理だけでなく、共に働く人たちの仕事ぶりに依存するからである。
(明日を支配するもの)

ともに働く人に伝える

自らの強み、仕事のやり方、価値観、果たすべき貢献を知ったならば、それを誰かに知らせなければならないか、誰かに頼らなければならないか、誰が自分に頼っているかを考える必要がある。そして考えた結果を、それらの人たちに知らせる必要がある。
(明日を支配するもの)

経営者は従業員に、理念やビジョンなどをしっかりと共有する必要がある。

そうすることで、その理想に向かって
従業員と一緒に前に進むことができるようになる。

関係についての責任

組織はもはや権力によっては成立しない。信頼によって成立する。信頼とは好き嫌いではない。信じあうことである。そのためには、互いに理解しなければならない。互いの関係について、互いに責任を持たなければならない。それは義務である。
(明日を支配するもの)

経営者だから、店長だから、上の立場だから命令を聞けでは、組織として未熟

そこに信頼関係はありません。

肩書きなしでも、仕事が成り立つような関係性を築くように信頼を積み重ねていく。

誤解される上司の言動

上司の言動、些細な言葉じり、癖や習慣までもが、計算され意図された意味あるものとして受け取られる。
(マネジメント)

こういう傾向にあるからこそ、
どう伝えるのかを考える必要がある。

受け手の言葉を使う

ソクラテスは「大工と話すときは、大工の言葉を使え」と説いた。コミュニケーションは受け手の言葉を使わなければ成立しない。受け手の経験にもとづいた言葉を使わなければならない。
(マネジメント)

チラシを書くときやブログを書くときなど
文章を書くときには、読み手の言葉を使うように心がける

そうしないと、どんなに頑張って文章を書いても
読まれない文章になってしまいます。

リーダーは組織の使命を確立する

効果的なリーダーシップの基礎とは、組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で明確に定義し、確立することである。リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、それを維持するものである。
(未来企業)

リーダーと似非リーダーの違い

リーダーと似非リーダーとの違いは目標にある。現実の制約によって妥協せざるを得なくなった時、その妥協が使命と目標に沿っているか離れているかによって、リーダーであるか否かが決まる。
(未来企業)

理念やビジョンを叶えるための、1ステップであるならば、妥協はOK

あなたの理念やビジョンとずれることをやると、似非リーダーになる

部下の強みを生かす責任

部下の弱みに目を向けることは、間違っているばかりか無責任である。上司たるものは、組織に対して、部下一人の強みを可能な限り生かす責任がある。部下に対して、彼えらの強みを最大限に生かす責任がある。
(経営者の条件)

エネルギーとビジョンを創造する

真のリーダーは、人間のエネルギーとビジョンを創造することが自らの役割であることを知っている。
(未来企業)

目標を決め、そこに向かうためのエネルギーを生み出すことで
あとは従業員の力で目標を達成することはできる。

だからこそ、理念やビジョンを決めることが大事だし、
従業員の強みを引き出せるように扱えるようになることが大事。

問題を見誤ると失敗する

圧倒的に多く見られる間違いは、一般的な問題を例外的な問題の連続として見ることである。一般的な問題としての理解を欠き、解決についての基本を欠くために、その場しのぎで処理する。結果は常に失敗と不毛である。
(経営者の条件)

どこが本当に問題なのかを考える癖をつける。

表面的に問題を解決しても、それは再び勃発する。

例えば、クレームがきたときに、
クレームを処理すればそれでいいわけではない。

クレームがきた原因をしっかりと改善しなければ
再びクレームは発生してしまう。

満たすべき必要条件は何か

意思決定においては、決定の目的は何か、達成すべき目標は何か、満足させるべき必要条件は何かを明らかにしなければならない。
(経営者の条件)

意思決定はあくまで目的を達成するために行うもの

意見の不一致を生み出せ

成果をあげる者は、意図的に意見の不一致を作り上げる。そうすることによって、もっともらしいが間違っている意見や不完全な意見によって騙されることを防ぐ。
(経営者の条件)

完全な理論というのは、この世に存在しない

必ず欠点や問題点を抱えているものである。

なので、事前にそのポイントを把握しておくことが
万が一問題が発生した時に対処しやすくなるし、予防することもできる。

そのために意見の不一致が必要なのです。

難しいのは劣後順位の決定

誰にとっても、優先順位の決定はそれほど難しくない。難しいのは劣後順位の決定、なすべきでないことの決定である。延期は放棄を意味する。一度延期したものを復活させることは失敗である。このことが、劣後順位の決定をためらわせる。
(創造する経営者)

やらないことを決める

この仕事は今も価値があるか

自らが成果をあげ、組織が成果をあげることを望むものは、計画、活動、仕事を常時点検する。これは今も価値があるかと問う。
(経営者の条件)

時代共に、何に価値があるのかというのは変化している。

5年前に価値があったものが、今価値があるとは限らない

だからこそ、常に新しいものを生み出していく意識が必要。

必要のない仕事は直ちにやめる

する必要の全くない仕事、時間の浪費である仕事を見つけ、捨てなければならない。すべての仕事について、全くしなかったならば何か起こるかを考えればよい。何も起こらないが答えであるならば、その仕事は直ちにやめるべきである。
(経営者の条件)

貢献しない仕事はノーという

忙しい人たちが、辞めて問題のないことをいかに多くしているかは驚くほどである。楽しみでも得意でもなく、しかも古代エジプトの洪水のように毎年耐え忍ん でいるスピーチ、夕食会、委員会、役員会が山ほどある。なすべきことは、自分自身、自らの組織、他の組織になんら貢献しない仕事に対しては、ノーと言うこ とである。
(経営者の条件)

 

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