正直な経営がお客様の信頼を得て売上アップに繋がる

正直

こんにちは、相原です。

今回は老舗講座の第4回目です。

前回は

職分の追及をすることで
ユニークなお店を作ることができるだけでなく
仕事の充足感まで得られるようになる

という話をしました。覚えていますか?

記事はこちら

 

それで今回は老舗経営の極意の一つである

「正直は一生の宝」

という考え方を紹介していきます。

  1. ビジネスは国の血液を循環させている
  2. 正直が本物の経営者の第一級条件
  3. 「正直者が救われる」なんてきれいごとだ

1.ビジネスは国の血液を循環させている

老舗に大きな影響を与えた石田梅岩が生きていた江戸時代は
士農工商という身分制度で、商人は一番下でした。

さらに商人は欲深く利益を得ることばかり考えている人が多く
蔑まれる傾向にありました。

そのため商人の中には、
差別意識に苦しめられていた人も多いです。

そんな中、石田梅岩は

「商いをする人がいなくなれば、
品物を買いたい人は買えなくなり、
物流が止まり、国が困窮する」

「商人が商いをして儲けるのは、
何ら恥じることではない!」

と、商人がお金を稼ぐことの正当性を説いています。

このように商人の存在意義を明確にしたのです。

 

これは現代にも通じるものがあります。

「お金=汚い」というイメージがあり
お金を稼ぐことにメンタル的なブロックがある人が多いです。

でも、「お金=汚い」なんてことは一切ありません。

むしろ稼がなければ、生活ができませんし
価値を提供したのであれば、報酬を頂くのは当然のことです。

素晴らしいものを提供しているのに
「私なんかがそんなにお金取れませんよ」
と、謙遜と卑下を間違えて
お金を取ることを遠慮してはいけません。

商品に自信があるなら、しっかりとお金を取りましょう。

 

ただし、ここからが重要です。

自分の利益最優先で、お客様のことを考えず
儲けるために嘘や不誠実はいけません。

2.正直が本物の経営者の第一級条件

商いの正当性を説いた後に、
石田梅岩はこの教えも付け足しています。

「言葉巧みに相手を言いくるめるのは、良い商人ではない。
何事もありのままに言うのが良い商人なのだ。
正直だからこそ、お客様から信用されて、その結果他の店よりも
多くの利益を得ることができるのだ。」

と説いています。

つまり、どんな時も正直にビジネスをするのが
ビジネスを行う第一条件なのです。

 

正直に儲けないから、
「お金=汚い」というイメージを持ちやすいのです。

正直に、誠実にビジネスをして儲けるのは正しい行いです。

嘘を付き、不誠実なビジネスで儲けるのは
悪い行いなので、長い目で見たら倒産します。

この記事を読んでいる人に
嘘を付き不誠実なビジネスをしている人はいないと思いますが
本物の経営者であれば、正直なビジネスをしましょう。

 

真面目に正直なビジネスをしていれば
不測の事態が起こっても、なんとかなります。

例えば、昨今、様々な原材料の値上げがあります。

原価が上昇すると、当然利益が減ってしまいます。

原材料の値上げ分、価格を値上げをすればいいのですが
多くのお店ではなかなか実行に踏み切れません。

その結果、じりじりと苦しい経営をしている店も多いです。

でも、正直にお客さんに説明をすれば
すぐに問題は解決します。

例えば

昨今、原材料の値段が高騰している中
当店では、様々な工夫をし節約に取り組んでおりました。

それもすべては

お客様に昔と変わらぬ値段で
美味しい食事を提供したい

という思い一つで努力を続けておりました。

しかし、原材料の値段は上がるばかりで
このままではお客様においしい料理を提供することが困難です。

粗末な料理を出しては、それこそお客様に失礼ですので
このたび誠に心苦しい限りですが、値上げさせて頂くことにしました。

お客様の貴重なお金を頂くので
今後はより美味しい料理やより快適なサービスを提供する
という形で値上げ分をお客様に還元したいと思っております。

誠に勝手なお願いではありますが、
今後も末永くご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。

少し雑ですが、行きつけのお店で
こんな説明されたら納得しますよね。

むしろ、これをきっかけに
もっとお店を応援したくなりませんか?

正直にやっているから、正直に話せば分かってくれる。

非常にシンプルな構造です。

こんな風に正直に真面目に経営をしていれば
多くの問題はなんとかなるので、
その心を忘れないようにしてください。

3.「正直者が救われる」なんてきれいごとだ

中には「正直な経営なんて、きれいごとだ」と感じる人もいるでしょう。

時には、ばれない様に嘘を付く方が大きく稼げるし、
目先の利益を追いかけなくてはビジネスが成り立たない

と思っている人もいるでしょう。

一時的であれば、それでもうまくいくでしょう。

でも、そんなお店は長続きしないですし
やっていて苦しくなりませんか?

 

悪さをした罪悪感はなかなか消えません。

僕は子供のころ、
いじめもしましたし、いじめられもしました。

いじめた当時はあまり罪悪感はありませんでしたが
大人になってからはずっと後悔しています。

なぜあんな愚かな行為をしたのかと。

でも、最近すこし分かってきたことがあります。

それは両方の経験があるからこそ
抑圧に対して敏感に反応するということです。

僕は経営者が従業員をこき使うようなブラック会社は嫌いです。

そんな経営は間違っています。

だから、僕はもっと経営者も従業員も皆楽しく充実して
働けるような会社を増やし、そういう社会にしたいと思っています。

 

少し話がそれてしまいましたが、話を戻しますと

あなたに人の心があれば、悪さをした罪悪感は
心のどこかでずっと引っかかってしまいます。

正直で誠実な方が、苦労も多いですが生きていて楽です。

 

それに今は簡単に情報が広まる時代です。

特に悪い噂はあっという間に広がります。

炎上という言葉を聞いたことありませんか?

世の中の人は、悪には非常に敏感に反応します。

ちょっとした出来心でついた嘘やごまかしが
会社を倒産させることに繋がりかねません。

なので、正直にやっているのが一番強いのです。

 

心の中に「規範というものさし」を持って
常に欲望と戦うことが大事です。

日本ではよく「お天道様が見ている」といいますよね。

この感覚を持って、
常に正直に勤勉に職分の追及を行いましょう。

まとめ

正直にビジネスを行うことが
本物の経営者の第一級条件

正直にやっていれば、
大概の問題も乗り切れるので宝になる。

 

次回は老舗の極意の1つである
『日本が世界に誇る「もったいない精神」』
について、詳しく説明していきます。

【第5回】老舗に学ぶ経営哲学~お金の循環で店と客が共に成長する~

 

 

 

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もっと多くの人に役に立てるとうれしいので。

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