美容室のブランディング論~隠れた人気店になる秘訣~

ブランディングのピース

ブランドと聞くと多くの人は、グッチ・シャネルなどの高級なものをイメージする人が多いと思いますが、それだけではありません。

高級ではなくともブランドを作ることができます。

例えば、セブンイレブンもブランドですし、マクドナルドもブランドですよね。

 

こういったように、
どんなお店を開いていようとブランドというのは作ることができるのです。

作ることはできますが、

ブランディングに失敗すると、
かなり厳しい経営を強いられることになります。

>>事例:マクドナルドの凋落をブランディング観点から考察してみた

苦しい経営をしないためにも
ブランディングをしっかり行い人気店を目指しましょう。

隠れた人気美容院になるためのブランディング戦略

「追加コンテンツ」として
ブランディングについて動画で解説したので見てください。

まずはブランディングの定義をしっかりさせましょう。

ブランディングは色々な意味がありますが、
本来の意味は、「区別する」という意味合いが強いです。

「自分のお店と周りのお店を区別するものがブランド」というわけです。

 

しっかりしたブランドを持つことで
”あなたの美容室でなければいけない理由を作る”ことができるのです

こういった状況になれば、自然とリピーターも増えますし
口コミが広がって新規顧客を獲得することもできるでしょう。

 

「でも結局、美容室は美容室だから似たようなブランドになるのでは?」

という疑問が出てくるかもしれませんが、ここでポイントとなってくるのが

「再定義」

です。

再定義とは、従来の意味ではなく、別の意味にすることです。
(まあ、そのままの意味です。)

ここで少し分かりやすくするために、具体例を出しましょう。

 

例えば、綿棒は「耳を掃除するもの」ですよね。

ここで綿棒を再定義してみると

「細かい所の埃を取る掃除道具」

とすることができます。

「細くて狭い所というのは掃除しにくいですが、
綿棒を使うことで簡単に奥の方まで入り、埃を取ることができるのです!」

という風に売り出すことができます。

 

「耳掃除の道具」→「細かい所の埃を取る掃除道具」

このように意味を変えることを再定義と言います。

なので、美容室のブランドを作るときには”美容室を再定義”してみてください。

 

「あなたにとって、美容室とはどんなところなのですか?」

この問いに対して”自分なりの答え”を出すことが大事です。

他と同じだと周りと区別を付けることができないですからね。

ブランディングに大切なたった2つのポイント

ただ漠然と再定義してくださいと言われても
普通は思いつかないですよね。

そこで再定義する際に大事な要素を紹介します。

 

ブランディングを作る場合に大事な要素は、

「自分」
「お客さん」

この2つの要素が入っているブランドを作ることが大事です。

もう少しわかりやすく別の言葉を使うと

「自分が作りたいお店」

かつ

「お客さんが望んでいるお店」

と言ってもいいでしょう。

 

自分が作りたいと思わない、やっていて苦痛なお店を作っても、
どこかやる気が出なくてサービスが雑になったりします。

なので、「自分」という要素を入れることが大事なのです。

 

しかし、自分という要素だけだと、
ただの自己満足のお店になることもあります。

例えば、自分は面倒くさがりでおおざっぱだからという理由で

「ガサツな美容室」

を作ったとします。

床には髪の毛がバラバラと残っていて、
椅子や鏡などいろいろな所が汚れている。

さらに
「この髪形いいっしょ!」とかいって、
お客さんの要望なんて全く無視する。

 

こんな美容室には誰も行きたくないですよね?

こんなどう考えても人が集まらないような店にしないためにも
「お客さん」という要素も必要なのです。

ヘアサロンのブランディング時に大切な問い

「自分」と「お客さん」という2つの軸からブランドを作りましょう。

その時に、
「自分」という軸から考えてもいいですし
「お客さん」という軸から考えてもOKです。

これは人によって相性があるので、どちらからでも構いません。

最終的に両方を含んでいればいいでしょう。

ちなみに、この問いはあくまで、一例ですので柔軟に考えてください。

自分という軸からブランディングを作る場合の問い

  • 自分のやりたいことは何か?
  • 自分にできることは何か?
  • 自分のやりたいことはお客さんの悩みを解消できるか?
  • 自分にできることはお客さんを幸せにできるか?

お客さんという軸からブランディングを作る場合の問い

  • お客さんが本当に悩んでいることは何か?
  • お客さんにとっての幸せと何か?
  • お客さんが望んでいることは自分がやりたいことなのか?
  • お客さんの幸せを叶えるために自分にできることはあるか?

作ったブランドに修正を加えていく

意外とよくあるのが、
自分がやりたいことだと思って始めたことでも
いざやってみると「なんか違う」ということがあります。

その時、
「いや、でも、あの時に作ったブランドを変えていいのか!?」
と思い悩む人が多いですが、この場合には、変えてしまっていいです。

 

一度作ったブランドが変わらないという人もいますが、
多くの人のブランドは変わります。

というのも、人が変わればやりたいことも当然変わります。

ある意味、成長の証だと思って、その変化を受け入れ
再びブランドを作りましょう。

 

大企業の場合はブランドを変えるのは至難の業ですが、
個人店や地域ビジネスレベルであれば、変えるのはそれほど難しくはないです。

規模が小さいならば、ブランドが激変しても
最悪の場合、0から人を集めて利益を出すことも難しくないですからね。

なので、必要以上に深く考えすぎずに、
とりあえずブランドを作って実際に経営してみるといいですよ。

 

正直な話、確固たるブランドを作るのには、正しい訓練をして1年くらいかかります。
2~3年かかってもおかしくはないです。

なので、ブランドが決まらないからという理由で立ち止まっていては
いつまで経っても前に進むことができませんよ。

まとめ

美容室が人気店を作るブランディング戦略のポイント

  • 美容室を再定義する
  • 「自分」「お客さん」の2つの視点を必ず入れる
  • とりあえずブランドを作って、修正していく

 

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